- しぎ
- I
しぎ【仕儀】事のなりゆき。 ありさま。 事情。 特に, 思わしくないことについていう。II
「かような~にあいなり…」「野辺の送りも出来かぬる~なるに/いさなとり(露伴)」
しぎ【四儀】〔仏〕 日常の起居の動作の基本である行・住・座・臥の四種の作法。 四威儀。IIIしぎ【市議】「市議会議員」の略。IVしぎ【思議】思いはかること。 考えめぐらすこと。V「かく~する間, 終始我心目の前に往来するものは/即興詩人(鴎外)」
しぎ【私議】(1)自分一人の意見。 私見。(2)陰で批判すること。 ひそかにそしること。VI「野に公議せずして朝に~し/明六雑誌 38」
しぎ【試技】跳躍競技・投擲(トウテキ)競技や重量挙げで, 選手に許されている一定回数の演技。 トライアル。VIIしぎ【鴫・鷸】チドリ目シギ科とその近縁の科の鳥の総称。 一般に, 長いくちばしと脚をもつ。 水辺にすみ, 小魚・甲殻類・ゴカイ類・昆虫などを食べる。 長距離の渡りを行うものが多く, 日本では春・秋に旅鳥として通過する種が大部分である。 ﹝季﹞秋。~の看経(カンキン)鴫が田や沢に静かにたたずんでいるさまを, 経を読む姿に見立てていう語。~の羽返(ハガエ)し舞の手の名。 また, 剣術・相撲の手の一。~の羽掻(ハネガ)き鴫が羽虫を取るために何度もくちばしで羽をしごくこと。 数が多いことのたとえとする。「暁の~ももはがき君が来ぬ夜は我ぞ数かく/古今(恋五)」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.